トンボは台湾語で「田嬰」、英語では「Dragonfly」と呼ばれ、空に向かって飛ぶ龍という意味です。成虫になると、縄張りを守るために空中をパトロールし、蚊やハエなどの昆虫を大量に食べます。ハチの数が減ることが危惧されている一方で、トンボにはあまりスポットライトがあてられることはありません。しかし、実はトンボがいなくなると生態系の連鎖が崩れ、蚊の発生が多くなってしまいます。台湾には150種以上のトンボがいますが、最も小さいハッチョウトンボは体長約1.7cmしかなく、生息地が限られており、宜蘭県円山郷でごく少数見ることができます。オニヤンマは羽を広げて13cmで、清流に生存しているそうです。